キャンプ中の安全対策

 

スタッフの選定

スタッフは、ACミランのサッカー史に足跡を残したACミラントレーナーから構成されます。ACミラントレーナーはロッソネロのユース部門の前・現コーチングスタッフです。彼らの役割は、トレーニングセッションおよびキャンププログラムの設定、管理です。

オペレーションスタッフは、ルカ・サントチリコ（Luca Santochirico）が選定および指導します。Sporteventiのすべてのコーチは、指導・技術の専門知識を持ち合わせた、ACミランサッカースクール、または他の一流サッカースクールのコーチから選ばれております。コーチは、子供たちにとって一番身近で重要なインストラクターですので、あらゆる年齢、国籍の子供たちの気持ちを理解してコミュニケーションをとるように努めています。

 

スタッフの構成

スタッフはACミラントレーニングディレクター、Sporteventiマネージャー、アシスタント、ゴールキーパーコーチ、コーチからなり、スタッフの割合は、参加者8名に対してスタッフ1名です。

 

スタッフへの連絡

Sporteventi マネージャーおよび女性アシスタントは、昼夜問わず連絡可能です。キャンプ初日に連絡先（携帯番号）を参加者のご両親へお伝えいたします。Sporteventi会長の携帯番号も同時にお伝えいたします。

 

スタッフの管理

Sporteventiのスタッフは、ACミラントレーニングディレクターが監督します。ACミラントレーニングディレクターは、Sporteventi会長およびACミランと常に連絡をとっております。Sporteventiの管理スタッフは、１週間で最低3、4回は、キャンプを視察します。

 

 

女性アシスタント

女性アシスタントは、以下の役割を担当いたします:

• 洗濯サービスの手配
• けが人の練習場でのメディカルキットによる手当て、病院への付き添いおよび治療中のアシスタント
• 管理スタッフと連携して、空港からの到着および空港への出発の手配
• 緊急事態におけるスタッフのアシスタント
• 年少の子供たちのホームシック対策
• 特別な食事制限が必要な参加者に対する食事中のアシスタント
• 特別な医薬療法が必要な参加者に対するアシスタント（到着時およびキャンプ中）

 

言語

キャンプ中に使用される言語は、イタリア語と英語です。スタッフの半数は英語が話せます。Sporteventi主催のミランキャンプには、毎年50以上の国々から参加者が集まります。2016年には、ニューヨークタイムズに掲載されました。
 

 

起床 (宿泊プラン”JUNIOR Formula”)

キャンプ中は、7時45分から8時の間に起床します。ミランキャンプ参加者は各自の目覚まし時計、ホテルのモーニングコールを利用するか、担当コーチ（ホテルの各階に1、2名）に頼んでください。起床30分後には食堂へ集合し、朝食をとります。

 

集合(通いプラン”DAY Formula”)

通いプラン参加者は、指定された集合場所（ホテルのホール、レセプション、練習場）へ集合してください。担当コーチが参加者を迎えます。

 

当日のプログラム

キャンプ中、参加者が常に当日の予定を認識できるよう、スタッフが子供たちに予定をお伝えいたします。

 

練習場への移動

練習場への移動にバスを使用する場合、練習グループ（年少、年中、年長）ごとに分かれて、プライベートバスにて練習場へ向かいます。スタッフは、練習場への移動時、外出時（散歩を含めて）を問わず、常に参加者の行動を確認します。

 

練習後

年少者担当のコーチは、キャンプ中、常に身の回りのお手伝いいたします。トレーニングや試合の後は、コーチが練習用具等の片づけを手伝います。
 

 

ホテルにおけるモニタリング

参加者がホテルの部屋にいる間、またはホテルのオープンスペース利用時には、少なくとも一人のコーチがホール、各階、受付および娯楽部屋にて、子供たちが礼儀正しく過ごし、勝手にホテルから離れないように監督します。

 

日中および夜間のスタッフによるモニタリング

ACミランキャンプの参加者の行動は、昼夜問わずスタッフが見守ります。

日中は、Sporteventiのスタッフなしでの単独行動は禁止です。たとえ数分であっても、17歳の参加者でも（未成年のためSporteventiの保護下にあります。）、ホテルから外出することはできません。夜間は、スタッフが常にホテルの各階を見回ります。ホテルの従業員は、参加者の不適切な行動や単独行動を見つけた場合には、我々スタッフへ連絡する等、スタッフの補助をします。

 

スタッフによる状況確認

現場の責任者（Sporteventiマネージャー）は、全スタッフに対して、少なくとも1日3回（朝食前、昼食後、就寝後）、参加者の状況確認を行うよう、指示します。
 

 

医療ケアおよび病院

Sporteventi主催のACミランキャンプ開催地は、即時に治療を受けることができることを条件に選ばれています。コルティーナ・ダンペッツォ、アジアーゴ、イェーゾロにおいては、必要時に即時に応急手当てを受けることができる公立病院施設が整っています。また、リニャーノのBella Italia Sports Centreは、3,000名が宿泊可能の施設で、プライベートの医務室が備えられています。

 

食事制限、アレルギー、医薬療法

すべてのスタッフ、特に女性アシスタントは、特別な持病、アレルギー、宗教上（イスラム教、ヒンズー教）、家庭慣習上、食事制限が必要な参加者に対して、シェフやレストランのスタッフと連携をとり、サポートをします。

また、ACミランキャンプ中に特別な医薬療法が必要な参加者（念のため、常に救命薬を携帯してください）に対するサポートもいたします。

 

悪天候時の対応

スタッフは、毎日最低3回（朝、午後、夕方）、天候状況を確認します。

コルティーナ・ダンペッツォ、アジアーゴでは、大雨の場合、年少（6歳から9歳）の参加者の練習はジムにて行います。

イェーゾロ・リド、リニャーノ・サッビアドーロでは、猛暑の場合、午前の練習は30分前倒しで行い、午後の練習は30分から1時間遅らせるか、短縮します。

このようなケースはまれですが、いかなる場合もスタッフは参加者の健康を第一に考えます。

疲労が激しい参加者には、スタッフの監督下においてホテルにて休養することを認めます。

 

トレーニング用具

トレーニング中は、Sporteventi 独自の用具（ゴール、コーン等）を使用します。これらは、Vivisport srl提供の、最高品質のものです。また、VivisportがSporteventiのために特別にデザイン・製造したものもあり、品質、安全性が保証されています。

Vivisport srlは、イタリア内のほとんどのセリエAの試合でゴールを提供しており、また、2016年にサン・シーロスタジアムにて行われたUEFAチャンピオンリーグ決勝試合でゴールを提供したことで有名です。

 

 

ミランキャンプ中のプライベートバスによる移動

ACミランキャンプ中の移動は、ミニバスもしくはプライベートバスを使用します。ドライバーは、スタッフが務め、キャンプ参加者はいつでも利用可能です。どんなにホテルから練習場への距離が近くても、ACミランキャンプ参加者は徒歩で移動することなく、常にバスで移動することになっています。

 

空港-キャンプ地間の送迎

空港・鉄道駅からキャンプ地、キャンプ地から空港・鉄道駅への送迎が必要な参加者は、Sporteventi提携会社の送迎サービスをご利用いただけます。ドライバーは送迎前から送迎後までSporteventiのスタッフと密に連携してサービスいたします。ドライバーは、リクエストがあれば、空港での簡単な手続きをサポートいたします。キャンプ参加者が困っている場合に、一人で空港に取り残すことはありませんのでご安心ください。

 

参加料金に含まれる保険

Sporteventi では、キャンプ参加者のために以下の2種類の保険を用意しています。

1. 賠償責任保険（第三者に対する民事責任） 限度額 3,000,000ユーロ
2. 個人傷害保険　限度額 医療費 1,500 ユーロ（歯科治療1,500 ユーロ）

個人損害保険は、イタリア居住者のみに適用されます。イタリア以外の国から参加される方には、万が一の事故、病気、入院に備えて、ご自身で保険に加入されることをお勧めいたします。
上記の保険は、Allianz Spa 社との契約です。

 

緊急時の対応

事故、ホームシック、病気、参加者の規則違反等の緊急時においては、直ちにスタッフが対応いたします。（応急手当や病院への搬送等。）ご両親へは、早急に状況報告を行い、次のステップについて確認いたします。

 

健康証明書

当キャンプへの参加に際して、1年以内に発行された医師による診断書（健康証明書）が必要です。参加者がキャンプ中のスポーツ、社会活動を行うに当たり、身体的に問題がないことの証明が必要です。

参加にあたっては、参加者が医師による診察を受けた旨および、以下が明記された健康証明書を提出してください。

• “ミランジュニアキャンプ”（7歳から17歳の子供が対象のACミランサマーサッカーキャンプ）というサッカーイベントへの参加、サッカーの試合や試合以外のトレーニングを行うに当たり問題となる臨床的症状が見られないこと
• 心電図（ECG）により病気、疾患の疑いがみられないこと（心電図（ECG）は必要なし）
• 伝染病、接触伝染性疾患の疑いがみられないこと